最初に入ったときは「健全な」思惑だったんです。このところ「成功率」は高いのに、満足感を得られることが少なく、何が原因かと、いろいろ思案した結果です。
こう考えました。
数年前に比べ、敷居の低い女性が大勢参入しているのではないか。様々なキャリアを経てこの世界に入ってくる方の中に、よりハードな世界からの転身組の率が高まっているのではないか。それゆえに、たやすく事に至るのに、事後に達成感を得にくく、満足感が低いのではないか、と。
そこで、初心に帰り、無理目のセラピさんに、健全に取り組んでいただきながら、じわりじわりとにじり寄る戦法で挑んでみようと思いいたったのです。
選んだのは、かつて撃沈したセラピさんです。施術はうまく、マッサージだけでも価値があり、それでいてメンズエステ本来の展開に一切の手抜きがない方でした。しかし、土建です。脚をさすったのが関の山。こちらの劣情も見事に封じ込められた記憶です。
約１年ぶりの再会でした。相変わらず清楚で、笑顔が素敵で、上品な方です。
「覚えてますか？」と聞くと、「覚えてますよ。最後にやたら『お願い』する方ですよね」と言って意地悪っぽく笑います。
初回の施術は相変わらずの土建ムードでした。ただ、「脚だけ」が、「服の上からならお尻も」に進化していました。
３回、大人しく通い、４回目に、めくるめく展開が待っていました。
遅い時間帯を選びました。最後の枠を狙いました。
眠っていたものが呼び覚まされるようでした。
※規定数を超えましたので、詳細情報は非公開とします。物語としてお楽しみいただくために記事を残しておきます。
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