寛容非寛容(いま行くべきメンズエステ)

人間関係は合わせ鏡...

というわけでもないのですが..。

恵比寿の某店での出来事です。
ＷＥＢ予約が出来るこの店で、新人の嬢を予約しました。
ドアを開けた瞬間、はじける笑顔で迎えてくれたので、嬉しくなり、

「可愛いね」

「素敵だね」

と褒めちぎり続けました。

嬢は

「そんなことないです」

「誰にでもそうおっしゃてるんじゃないですか」

「いつもおっしゃてるんだと思います」

等と返して来ました。

オプションにジェルを選んだところ
全身を爪でなめらかに引っかき続けるような施術が続き
早い段階から身悶えしてしまいました。

直感的に、寛大なタイプと見切って、
膝頭からタッチを始めると、一切嫌がるそぶりはなく、
どこまでも侵入を許す大らかさでした。

高まって、声なども出てしまい、
「ごめんね、こんなおじさんのこんな声聞かせてしまって」
などとのたまうと
「いいですよ。私も楽しいです」
と大人の答えが、さらに気分を高めてもくれました。

結局、叫び声のなか、selfをassistしてもらい、決着。
ぐったりしているところに、嬢の意外な言葉。

「以前もお会いしましたよね？」

「え？」

「横浜のほうで．．」

「．．」

「超健全店の．．」

「あ。」

そう、超健全店で、入ったことのある嬢だったんです。
髪型とめがねと体型の変化で全く気づきませんでした。

一方、嬢の方は、ドアを開けた瞬間に分かったというのです。

「すぐ言ってくれればよかったのに」

「全然気付いてなさそうだったし、何か、以前とモードが違うから、悪いかなと思って」

そう、全くモードが違いました。

以前の店では、こちらは超紳士を装っていたのです。
何かの拍子に指の先が嬢の脚に触れただけで
「あ、失礼」と謝ったり、話題も、何か教養系を選んでいたような。

施術が真面目一辺倒でしたから
大人しく、癒しだけを求める疲れた中年を演じていました。

それが、店が変わり、施術が変わったことで、
別人格を露にし、エロエロモードを展開してしまったのです。

仮面の下の素顔をさらされたような、何とも恥ずかしい経験でした。

「いつもおっしゃてるんだと思います」のセリフは
「あなたを知っていますよ」のサインだったようです。